国会活動を報告をするために2000年12月14日、小沢和秋衆議院議員が、長崎県を訪れ20団体を訪問しました。私も小沢議員に同行して、各団体と懇談。意見や要求もお聞きしました。そのときの様子をお知らせします。

◆在日本韓国民団 事務局長・金 亨道(鈴木文雄)さん 在日2世
 「親が日本に強制的に連れてこられ、日本で生まれた。私たちに帰るところはない。せめて地方参政権を認めてほしい、住んでいる所で地域の人たちと関わって生きていきたい。何も国政に干渉しようなどと考えてはいない。帰化するつもりもない。 願いは平和的な民族統一です」と切実に訴えられました。。



長崎県庁 宮崎副知事 
 被爆地域拡大の問題で「今度、長崎選出の田浦直氏が厚生労働政務次官になったまた、被爆地域の指定を始めに12キロと4キロに決めたきの事務官が今度昇格して同課に籍を置いている。これは、チャンスだと思っている。是非、先生(小沢議員)にもひきつづきご努力をお願いしたい」と要請されました。


◆長崎市役所 伊藤市長・内田助役・太田原対部長 
 被爆地域拡大の問題で親しく懇談しました。「これからもよろしく」と、要請されました。→詳しくはこちらを

◆在日本朝鮮総連 委員長 林 虎光さん        
 「地方参政権については時期尚早と思っている。それよりも祖国と民族の統一が何より優先される」と話されました。そして、「20世紀は我ら民族にとって一番辛い時代だったと思う。二度と戦争にかり出されるこはあってはらない」と、力説されました。
◆長崎原爆被災協 谷口稜嘩さん
 被爆者の認定と医療費について、「被爆者の平均年齢は70をはるかに超えている。また、ほとんどがガンにおかされ苦しんでいる。国は早く認定し補償してほしい、また今度の 医療費の負担が被爆者の生活を脅かすことの無いようにしてほしい」と切実に訴えられました。

◆保険医協会 哲翁昭邦会長
 介護保健や1月からの医療費の負担増について意見を交わしました。「いま、大変な時期。コンピュ−タ−の打ち替えに何万円もかかり、おまけに作業も大変です。」と患者への思いとともに、医院経営の心配についても話してくれました。

◆県医師会  吉原弘二事務局長
 資料を渡し、医療改悪の問題について話が弾みました。「日本医師会でいま、方針を決めている。医師会としては(お年寄りの医療費定率でなく)定額方式をとる方向で話を進めているはず。1月1日からの(患者の負担増)実施ということで大変な状況です。」と話しておられました。

◆日本べっ甲協会 平山信人総務部長
 深刻な業界の状況を話され、「なにより輸入再開へ力を注いでほしい。」と強く要望されました。小沢議員は、「協会や業界から他党へも働きかけていくことが大事ではないでしょうか」と、アドバイスしました。
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 このほか、JA中央会、県歯科医師会、弁護士事務所、労働組合、民主団体、市民団体、医療団体など20団体を訪問しました。

 

 朝9時から夕方5時過ぎまで、ほとんど休みなく諸団体を精力的に訪問・対話する小沢さんのエネルギーに改めて敬服しました。国民のことを本当に真剣に思っている国会議員を私たちの代表して持つことができたことを、嬉しく思いました。
 副知事や長崎市長、それに韓国と朝鮮の団体のみなさんも気軽にあっていただき、率直な意見交換をすることができたことは、非常に良かったと思います。こんなに多彩なみなさんと一日にお会いするのは初めてで、随分緊張しましたが、私にとって非常に有意義でした。
 それから、今の悪政にほとんどのみなさんが苦しめられていることを、強く実感しました。立場をこえて、「自民党の悪政をやめさせるために力を合わせることができる」ということを確信しました。
 これからも、県内の多くのみなさんと直接お会いして、様々な声をお聞きし、国政に生かすように頑張りたいと、決意を新たにしました。  00/12/15記