日本共産党の小川きみ子国会議員団長崎県事務所長、中田晋介県会議員、吉田直弘県常任委員は二十四日、長崎県漁業組合連合会(長崎市五島町)を訪れ、深刻な有明海のノリ養殖不作問題で農水省に緊急申し入れを行ったことを報告し、同連合会幹部と懇談しました。
 島原半島・有明町漁協の漁業者らとの懇談で出された声や漁業実態にふれた小川氏は、小沢和秋衆議院議員、仁比そうへい参院比例候補とともに二十三日農水省に出向き、「ノリ凶作原因となっているプランクトン異常発生の原因を速やかに明らかにすること」「収入を絶たれた漁業者に対し、緊急に就労の場を確保すること」など六項目を申し入れたこと、就労確保について「県から具体的話があれば対応したい」と回答があったとなどを報告。「水産業と漁業者の暮らしを守るため、力を合わせましょう」と語り親しく懇談しました。
 代応した同連合会の川端勲代表理事会長らは、有明海のノリ不作や漁業不振にっいて「諌早湾干拓だけではないが、大きな原因」との指摘にうなずきながら、「海をこれ以上埋め立ててもらっては困る。外海も含め、漁業環境が全体として汚染されており、県内水揚げ量は一昨年と比べ半分に落ち込んだ。単価も安く漁業では食べていけない」と語り、漁業振興に力を貸してほしいなどとのべました。
ノリ不作での政府交渉について県漁連に報告
小川きみ子さんは、一月二十四日、農水省での交渉の結果について、県漁連に報告し懇談しました。そのときの様子を二十五日付「しんぶん赤旗」の記事から紹介します。