◎国政革新の期待にこたえ::日本共産党参院選挙区候補の横顔 
 長崎選挙区(定数1) 

 「しんぶん赤旗」(2000年12月24日付け)の「九州版」に掲載された、小川さんの紹介記事です。


小川きみ子(貴美子)さん

  先月、小沢和秋衆議院議員や地元議員らとともに、三十六項目の県民要求をもって政府への予算要求交渉に参加、諌早湾干拓事業の見直しや急傾斜地の防災予算増額などを求めました。
 「三回目ですが、国民の暮らし向け予算が年々削られていることを実感しました」という小川さん。「二十一世紀最初の国政選挙に必ず勝利して、直接県民の声を国会に持ち込みたいんです」と、語ることばに参院選挙にかける意気込みを感じます。

●さわやかな風を全県に●

 後援会事務局長として、女性後援会や女性宣伝隊を組織。長崎市内の地域後援会とともにJR電車四両を貸切って納涼ビール列車を運行させるなど、後援会活動のカナメとなってがんばってきました。昨年のいっせい地方選では、自ら長崎市五人目の市会議員を目指して立候補、人口急増中の東部地域を中心に、「文化ホール」や「総合病院建設」など、切実な地域要求をかかげてたたかいました。
 「福祉を大事にしてくれるのは共産党だけ」と、名前も知らない多くの人たちから励まされ、あと一歩のところまで支持の輪を広げました。今回はたたかいの舞台を全県に広げてさわやかな風を吹かせます。
 晩年の父親の介護を四年間つづけ、「青春時代を戦争で奪われた人たちが、老いてなお冷たい仕打ちを受けていることに心底怒りを感じた」と話す小川さん。
 青年運動のなかで、資本主義社会の矛盾を知り、物の見方・考え方を学び、喜んで入党したときの新鮮な思いが、いま政治革新の力となって燃えています。

●健康法は太極拳●
 趣味は演劇や音楽鑑賞。自らの生き方を問いかける内容の演劇や映画など、欠かさずでかけます。北林谷栄さんの「朝をみることなく」(民芸)などには心を揺り動かされました。
 健康法は太極拳。「自律神経が正常に働き、免疫力がアップした」といいます。いま、毎週一回地域の人たちの指導にあたっています。積極的に身体を動かすことと、山野草との語らい、部屋の掃除が小川さんのストレス解消法です。

【おもな経歴】一九四九年長崎市生まれ、五十一歳。
東長崎中学校卒。日本民主青年同盟長崎地区役員として青年運動に参加する 傍ら、長崎大学生活協同組合職員として生協民主化に奮闘。
党県後援会事務局長、新婦人支部委員などを歴任。現在、党県委員、国会議員団長崎県事務所長、日中友好協会や平和委員会の役員もつとめている。
家族は夫。