参院選にダッシュ!
 「政治変えたい」の声渦まく
2001年5月3日の「しんぶん赤旗」九州面の記事を紹介します。
 「県民の暮らしが脅かされ、地元の産業が疲へいしている。県内どこでもそう実感します」と語る小川きみ子候補。
 街頭音伝と合わせて、「緊急経済提言」を手渡しながら対話すれば、せきを切ったように話してくれるといいます。
 「陶器祭り」の準備に忙しい波佐見町は、茶わんや湯のみなど日用品が人気の地傷産業の町。夫婦で長く働いてきた主婦は、「小鉢一個つくるにも中国からの逆輸入で、単価が二割も下がった。消費税を下げてほしい」と訴えます。また「同じ品物が百円ショップで売ってあるんです。やっていけませんよ」とあちこちで聞きました。
 福江市内でも、雑貨屋さんを母親が営み、大学出の息子さんが手伝っています。「卒業してもここでは就職かなくてね。店の見通しもないし、あっちもこっちも閉店ですよ。身近に若い者が鋤ける場所がほしいです」と切実です。
 日本共産党の「日本経済の危機を打開する三つの転換」か示しているように、消費税増税や福祉の改悪が国民の所得と消費、需要をいっそう落ち込ませています。
 自民党の金城湯池いわれる農・漁村、離島でも事態は同じです。
 ハウス栽培でメロンをつくっている松浦市の農業者は、「韓国産の輸入で価格は下がる一方なのにハウス用灯油は三割値上げ、先が見えません」と訴えました。
 イカ漁に生活をかける対馬の漁民からも、「二十杯箱詰めして市場に卸しても、五〜六百円。せめて千円しないと氷代も箱代も出ません」と共通した話でした。
 「諌早湾干拓などムダな公共事業とか、米軍優先の政治ばっかりではもうダメ」とあちこちで聞きました。くらしも営業も守れない自民・公明の政治に、どこでも怒りがいっぱいです。
 小川候補は、「小泉内閣に代わっても、自民党政治か変わるわけではない。日本共産党のがんばりが政治を変えます」と、きょうも元気に宣伝カーに乗リ込みました。
メーデー集会で訴える小川さん