諌早干拓「工事中止、水門開けて」

仁比、つの、小川参院候補ら座り込み漁民激励

 農水省の諌早干拓事業の工事再開を阻止するための福岡、佐賀、熊本三県の漁民の座り込み行動が続いていた3月31日、日本共産党の仁比そうへい参院比例候補、つの豊臣参院福岡選挙区候補、小川きみ子参院長崎選挙区候補、小沢和秋衆議院議員秘書、と福岡県議団全員(高智彦・団長、下川忠範、瀬川康之、八記博春、高瀬菜穂子)、福岡洋一諫早市議らは、諌早湾周辺を訪れ漁民を激励しました。

 各漁協の座り込み場所で仁比候補が小沢議員と四県党委員長の連名で農水省へ申し入れ(3月30日)をした結果を報告。「みなさんのがんばりが、時期は明らかではないが、第三者委員会で水門開放や工事中断を言わざるをえないところまで追い込んでいる」「農水省は第三者委員会の提言をつかって、水門開放を引きのばそうとしてる。すみやかに水門を開けさせるとともに、国の干拓事業に固執する態度を改めさせるため力をあわせましょう」と訴えると拍手でむかえられました。

 北部排水門前にいた佐賀県鹿島漁協の小池芳幸理事(53)は「まずは工事を中止し、早く水門開放時期を決めてほしい。来年も同じ状態なら大変。先の見とおしを立ててほしい」と話しました。福岡県のある漁民は党のビラで提案している湾周辺の防災対策を見て、「あんたがたのいう通り。排水ポンプなどをちゃんと整備すれば問題はないんだ」と共感の声もだされました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面より一部加筆)