1月29日、党県委員会の山下満昭書記長と私は、、長崎県高等学校教職員組合(長崎高教組)と長崎県青年団連合会を訪問し、懇談しました。
 青年の様々な状況をお聞きし、青年のみなさんの要求を実現するお役に立てればと考えたからです。
 高教組では、長崎県の高校生の就職状況について詳しくお聞きました。高校生の就職率は一昨年から急激に悪化し、昨年3月の就職希望の卒業生のうち、651人が職に就けないままで、多くがフリーターになっているそうです。企業は「即戦力が必要。社内教育をしている余裕はない」と言い、高校生の就職を避ける傾向が強まっています。高教組では県内の経営者団体を訪問し、高校生の就職を増やすように要請するなどの活動に力を入れるなど、努力されていました。
 また、教育の自由競争をつよめる長崎県の高校「改革」の動きについても教えていただきました。学校間の競争が激しい県ほど少年事件が多いという指摘に、長崎県もそうならないかと胸が痛みました。
 夜は、大村市の長崎県青年団連合会の事務所を訪問しました。地域の青年団が地域づくりの主体として、各種イベントや「文化祭」などで奮闘している様子などをお聞きしました。原水爆禁止世界大会への参加や、松谷訴訟署名などにも団として、とりくんでいました。同時に、青年団に入る青年が減少し、組織の力をどう強めるかが大きな課題であることも強調されました。 
 青年団の方々が、地域づくりと青年の連帯のために困難な中で一生懸命に努力されている姿に、大変感動しました。(1月30日、小川きみ子記)
青年の状況をお聞きするために、高教組と青年団連合会を訪問しました      2001/1/29