長崎市議団のみなさんと
県庁前で新春のあいさつと訴え     2000年1月4日
2000年1月4日に行った街頭での演説を紹介します。
 市民のみなさん、ご出勤途中のみなさん、新年、明けましておめでとうございます。
 私は、日本共産党の小川きみこです。
 二十一世紀の幕開け二〇〇一年を迎え、今世紀こそは、暮らしの不安なく、人が人として豊かに生きることができる。そんな社会の実現を誰もが願っておられるのではないでしょうか。
 ゆきづまった自民党政治を終わらせ二十一世紀に国民こそが主人公の新しい政治を実現するために日本共産党と小川貴美子は全力で頑張ります。みなさまの大きなご支援を心よりお願いいたします。
 政府の新年度予算案は、相変わらずの大型公共事業バラまきで、年度末には国と地方あわせると借金残高、六百六十六兆円にも膨れ上がるというとんでもないものです。
 ご高齢の方は昨年十月から徴収がはじまった介護保険料に加え、一月から医療費の負担増。さらに年金改悪とますます暮らしを圧迫されることになります。
 こうした社会保障の連続改悪と大企業のリストラ野放しなど、国民生活をかえりみない自民党政治は、国民の家計消費を圧迫し、いっそう景気を冷え込ませる結果となっています。
 外交ではどうでしょう。
 アジアでは平和の激動がおこっています。半世紀も続いた朝鮮半島の緊張が南北首脳会談の成功、東南アジア諸国連合を中心にした自主的話し合いによる平和的解決への動きがいま、進められています。
 しかしどうでしょう、こうした平和の流れからはみだした自民党の外交路線は、自衛隊の海外派兵能力を強化するための「空中給油機」の導入や空母的役目を果たす艦船の建造を決めるなど、軍事的対応をさらに強めています。
 内政でも外交でも現実的対応能力にかける、自民党政治では、日本の未来、発展は望めない、そう考えますがみなさんいかがでしょう。 日本共産党は昨年の第二十二回党大会で、二十一世紀の早い時期に民主連合政府の実現を目指すことを確認しました。さらに経済、外交、教育などのあらゆる分野において自民党政治のゆきづまりと危機的状況を国民の立場にたって解決していく。その道筋を具体的に提案しました。
 外交では、アメリカ中心の軍事同盟から平和・中立の日本をめざす外交に転換すること。 経済政策では、いまの大企業中心の経済を国民生活中心にきりかえ、国民の家計を応援する方向で経済を民主的に立て直すこと。
 そしてなにより、学力低下や勉強嫌いなどでいま社会問題となっている「こどもたち」。二十一世紀を担うこどもたちに学ぶ喜びや、感動を伝える学校教育。すべての子どもに分かるまで教え、基礎的学力を保障する学校教育の実現がいま、強く求められていると日本共産党は考えます。
 日本共産党がご提案する、新しい日本への改革の道筋は、多くの国民のみなさんの願いや利益と合致するものと私は確信しています。 日本共産党は創立当初から国民主権、侵略戦争反対、女性の地位向上などかかげ、その時々の国民の利益を守って活動を続けてきた政党です。日本共産党は、全国で二万六千の支部が住民要求を取り上げ草の根の活動を進めています。また、金権政治とは無縁の清潔な党として、国民のみなさんから大きな信頼を寄せていただいております。国会の中でも国民要求実現のために野党間の共同を誠実に進めています。こうした、日本共産党が伸びてこそ、国でも地方でも政治を変える流れが大きく広がって行くと私は確信しています。
 みなさんの大きなご支援を日本共産党と小川貴美子にお寄せ頂き、二十一世紀、ご一緒に政治を変えていこうではありませんか。みなさまのご支援を重ねてお願いいたしまして小川貴美子のご挨拶、終わらせていただきます。
御清聴ありがとうございました。