申し入れの全文はこちらへ
「しんぶん赤旗」2008/8/6
米原潜寄港拒否せよ 
党県委員会が知事に


 今年三月佐世保港に寄港した米原子力潜水艦ヒューストンが放射能漏れを起こしていたことが明らかとなり、日本共産党長崎県委員会は四日、県知事あてに申し入れを行い、古川弘県防災危機管理監らが応対しました。

 申し入れは、一、米原子力艦船を入港させないよう日米政府に強く要請すること。知事として入港を拒否する態度を明確にすること。一、長崎県や佐世保市にただちに知らせなかった国に対して、強く抗議すること。一、日本への通報を本国への通報より一週間も遅らせた米軍に抗議することの三点です。

 山下満昭県委員長は、「あってはならない事故。通報が遅れたことは重大だ。原子力艦船は来るなという明確な意思を知事として示すべき。微量の放射能というが日本は検証できない。厳しく抗議すべき」だと述べました。

 堀江ひとみ県議は、八月九日目前に入港することは県民感情からも許されないと述べ、知事は行動で抗議の意を示してほしいと要求。

 ふちせ候補も、「絶対に事故はないという前提に立っているが、絶対ではないことが明らかになった。入港を認めない方向に踏み込んだ対応を」と述べました。

 古川管理監は、「事故を容認するものではない。外務省を通じ、情報提供や迅速な原因究明、再発防止策を要請したい」と話しました。