「しんぶん赤旗」2007/3/15
3・13重税反対行動 県内では2300人参加
長崎市では、900人が「庶民大増税反対」などと訴えデモ行進


 3・13重税反対全国統一行動がおこなわれた十三日、長崎県内では九カ所に約二千三百人の中小業者らが結集して集会を開き、「庶民大増税反対」などを訴えて集団申告をおこないました。

 このうち長崎集会(同市大浦町)には市内の業者ら七百数十人が参加、会場に入れずロビーで申告書を確認する人の姿も多く見られました。

 長崎民主商工会の徳永隆行会長は、「格差社会のなか本業だけでは生活できず、国保税が払えないなど深刻な事態が広がっている」とのべ、税金の集め方・使い方を国民本位に是正させる運動の強化を訴え。
 来賓あいさつした日本共産党のふちせ栄子参院選挙区候補は、「増税、裏金、ムダ遣いへの怒りと思いを政治革新の力に。地方選、参院選で増税勢力にきびしい審判を」と呼びかけました。

 集会では、諸団体の自主的共済制度に保険業法を適用してをなりたたなくする動きや、長崎市が国民健康保険税の大幅引き上げを提案している事実なども紹介され、会場から驚きと怒りの声があがりました。

 参加者は、六百b離れた税務署までデモ行進。途中で西彼杵(にしそのぎ)民商の隊列とも合流し、約九百人が整然と申告書を提出しました。

 飲食業を二十年続けているという田中トミ子さんは、「一年が終わった感じ。民商は何でも相談にのり、大事なことを教えてくれるところ」と晴ればれした笑顔で語りました。