「しんぶん赤旗」2006/10/21
台風塩害でびわ壊滅的
局地激甚指定を要望
党長崎県委   申し入れ全文はこちらへ
左から、ふちせ、山本、堀江、牧山の各氏   
 日本一のびわ産地長崎県の「茂木びわ」が台風13号による塩害(潮風害)で壊滅的な被害を受けた問題で、日本共産党長崎県委員会は二十日、熊本市にある九州農政局を訪れ、激甚災害法にもとづく局地激甚災害への指定をはじめ、被害対策を要望しました。
 山本誠一長崎市議団長、堀江ひとみ長崎市議(県議候補)、牧山隆市議候禰、ふちせ栄子参院長崎選挙区候補、江田昭弘九州沖縄ブロック事務所長代理が松岡利勝農水大臣への要望書を手渡しました。
 ▽局地甚指定▽国・地方税の減免や各種借入金の返還猶予▽被災農家の生活支援▽樹勢回復を図る施策▽小規模植え替えも対象にした補助−を求めました。
 同県は、びわ生産量の三分の一を占め、とくに人気の高い「茂木びわ」産地を抱える長崎地区は栽培面積の98%が被害を受けました。
 川などから水を運んで枯れかかったびわの木に水をかけ、樹勢の回復を図っていますが、少なくとも三年は収穫できず、農業収入が絶たれるとみられています。
 堀江市議らは「局地激甚指定は県・市・農業団体の一致した要望だ」として、一日も早い指定を強く求めました。

 防災、園芸特産、農産、経営の各課長(補佐)が応対し、「本省に要望をあげる」と答えました。前日の十九日に現地調査したと明らかにし、「それを踏まえて、こんご対応を検討したい」とのべました。