「早春の賦」を観る会は28日、テレビの取材のために長崎に来ていた米倉斉加年さんと長崎市内で懇談会を開き、20数人が参加しました。
 米倉さんは多喜二をえがく「早春の賦」を演出することになったのは、作家の津上忠さんからの依頼があったからであり、「一、二秒で承諾した」と語りました。
 そして、「多喜二の作品の主人公が群衆であり、民衆であったから俳優も若い人にしたこと」など紹介しました。
 今度の演劇は見せる演劇でなく、俳優も観客も多喜二に向かい合い、投影するなどと、この作品にかける意気込みを語りました。
 「私は客が10人でも30人でも、全国各地で演じたい。若い人に観てもらいたい。青春とは自分の理想に命をかけること。多喜二もそうであった」などと訴えました。
 

米倉斉加年さんが、多喜二への思いを熱く語る

 早春の賦を観る会と米倉さんが懇談会

ニュースへ