日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が提出していた長崎県の離島に漂着するゴミ対策と同県大瀬戸町のボタ山撤去問題の質問主意書にたいする答弁書が七日、小泉内閣総理大臣から出されました。
 答弁書は、大瀬戸町の西泊海岸のボタについては長崎県から事情を聴取したことを明らかにした上で県と町で対応策を検討すると明記。崎戸町のボタについても、埋め立てた三菱マテリアルから聴取したと述べ、県と町の三者で原因究明と対応策を検討するとしています。
 主意書では、国として実態調査をし、国の責任においてボタ山の早急な撤去と流出対策を講ずるべきではないのかとただしていました。
 また、冬場に大量に漂着し、自治体の大きな負担になっている離島への漂着ゴミ問題では、答弁書は、自治体などから情報の聴取に努めているとする一方で、詳細な実態は把握していないと回答。関係省庁間で「漂流・漂着ゴミに関する関係省庁連絡会」を設けて問題解決に向けて省庁間の連携を図って取り組んでいるとしたものの、回収運搬、処理費用負担などについての見解は示されず、国として抜本的な対策がとられていないことが明らかになりました。

離島の漂着ゴミ、ボタ山撤去で政府が答弁書

「しんぶん赤旗」2004/12/14

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