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日本の町並み
長崎市東山手 オランダ坂の洋風住宅群
オランダ坂のなかほどからスーッと玄関に入る感じのエキゾチックな東山手洋風住宅群。急傾斜地の狭い宅地に七棟の質素な洋風住宅がひしめき、まわりの外国人居留地のなかでも異色です。
明治二十年代後半に建てられた外国人むけ賃貸住宅で、いまは「東山手地区町並み保存センター」がおかれ、古写真館やワールドフーズレストラン「地球館」として活用されています。
「坂本龍馬がいましたよ」と笑いながら、真ん中にある洋風住宅の古写真館から出てきた大山明生さんは神奈川からの観光客。「この地域は歴史のかたまりって感じ。地域の人たちががんばっているんですね」と感想を語りました。
東山手地区は、もともと領事館や教会、ミッションスクールが立ち並んでいた最初の外国人居留地です。開催中のまち歩き博覧会「長崎さるく博U」でも、「ハイカラ(外人)さんが往来しよらす(しています)」と名付けられるほど当時の生活のにおいが残っている所。グラバー園を中心とした南山手地区と並ぶ人気のスポットです。
【交通案内】
JR長崎駅前から路面電車@で「築町」乗り継ぎDで「石橋」まで、約十五分。百円(乗り継ぎ無料)。 |