いっせい地方選挙勝利へ 
長崎県選挙学校開く

  日本共産党長崎県委員会は2日、諫早市で「いっせい地方選挙勝利をめざす、長崎県選挙学校」を開催しました。講師は、党中央委員会の田熊和貴氏がつとめ、五島市を含めて県下各地から、県・地区委員会の役員、議員、候補者、支部長らが参加しました。

 参院選挙の結果について田熊氏は、「大局的な流れは、新しい政治プロセスが進行していることを示した」ことを説明し、共産党が後退した原因について論戦上の弱点、選挙活動上の問題点、党の自力の問題について、第二回中央委員会総会(二中総)を踏まえて、詳しく解明しました。

 また、いっせい地方選挙でどうすれば勝利できるかについて、@要求を入り口に有権者との結びつきを広げる。A「二大政党の崩れ」のもとで、保守層や無党派層との共同の探求。Bくらしを守る党議員団の実績と値打ちの押し出し。C党派を超えた共感を呼ぶような候補者の人物像の押し出し。D党そのもを語る重要性、について詳しく解明しました。

 また、つながりを生かした対話と支持拡大について、現在の結びつきに光をあてて、結びつきにどう働きかけるのかを支部で良く討議し、創意と工夫を生み出すことが重要と指摘しました。

 最後に、党員の活動の源泉は政治的な確信であり、そのためにも二中総の徹底に力をいれてほしいと訴えました。

 講義終了後参加者からは、「棄権防止運動は、具体的にどう変わるのか」、「つどいを楽しく開くにはどうすれば良いのか」、「中央の選挙情勢の見方はどうだったのか」などの質問が出され、田熊氏が一つひとつについて具体的に回答しました。

 参加者からは、「最近落ち込んでいたが、今日の話を聞き元気を出して頑張って行こうと思った」、「大変参考になった。話しが具体的で二中総がよく分かった」などの感想が寄せられました。