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参院選挙の終わった7月、「しんぶん赤旗」読者の拡大で前進したのは、全国で4つの地区委員会でした。長崎県の北部地区委員会と五島群委員会がその中に入っています。
中でも、北部地区委員会は2007年10月から連続34カ月の前進です。「しんぶん赤旗」の「共産党のページ」は、北部地区委員会の活動に注目して、その経験を紹介しました。
「赤旗」読者34カ月連続前進の思い
北部地区委員会
長崎・北部地区は、党内外から参院選での後退を心配する声が寄せられるなか、「選挙で後退したときにこそ、『赤旗』読者や党員を増やして、元気な日本共産党の姿を示していくことが大事だ」と、議員・候補、地区役員が先頭に立って頑張りました。
参院選の結果についての「常任幹部会声明」は8割の支部が討議しています。
7月21日、22日には連続して地区役員、議員、支部指導部の合同会議を開き、「常幹声明」にもとづき、「あらゆる面で、どこにただすべき問題点があるか、前進のために何が必要か」について率直に意見を出し合いました。
石川悟地区委員長は「がっかり感も強く、憤りや不満の声をふくめ、いろんな意見が出ました。そのなかで、『やっぱり覚を大きくせんばいけん』などの声が出てきた。この思いが行動に結びついている」と言います。
読者増やして比例票が前進
平戸、松浦両市で前回参院選より比例票を前進させたことは確信になっています。両市ともこの1年で党議席の空白を克服し、とくに平戸市では読者を前回時から増やして参院選をたたかったことが、確実に前進の力になっています。
26日には、25日までの到達をふまえ、「『赤麿の拡大・前進を願う北部地区党のみなさんへ」の訴えを出しました。ここでは、選挙中に電話で対話した、ある難病患者団体の役員をしている人を選挙後訪ねると、「国会請願にいくといつも応援してくれたのが小池晃さんだった」と話し、落選をとても残念がって、日曜版を購読してくれたことを紹介。この思いに応えて頑張ることが大事と、奮起を呼びかけました。
31日には「きょう23人の『赤旗』読者を増やんて7月の前進を必ず」と、日刊紙に「訴え」を折りこみ、協力を呼びかけました。この「訴え」を朝、読み合わせ、「不景気でみんな大変だが、訴えてみよう」と意思統一して行動し、4人の読者を増やした民商事務局支部、同じく山下千秋・佐世保市議とも協力して3人の読者を増やした春日支部、午後8時、「増やした」と事務所に電話してきた地区委員など、「なんとしても前進を」の思いが1日申請を前に広がりました。
前進あるのみ 支部に根づく
8月1日弓の日曜版が、税金135億円、、米軍ゴルフ場に″と「思いやり予算」の特集をしたことは」「二つの異常」にメスを入れることができる日本共産党の役割が、確固としたものであることの表れだと、「赤旗」の役割に確信をもって購読を訴える努力をしました。菅首相が30日に「比例削減について年内に与野党の合意を」と枝野幹事長らに指示したという話しも、「民主主義の破壊を許すな」と党員の奮起につながりました。
「党勢拡大は、一歩前進、二歩後退』ではダメなんです。前進あるのみなんです」。今年3月に開かれた全国地区委員長研修会で石川地区委員長はこう発言しました。この構えは、支部にも根づき、6年半にわたって毎月読者を増やしている花高支部(佐世保市)などが、全体を引っ張っています。
読者の連続前進のなかで 「元気な支部をどうつくるか」に努力してきた北部地区。7月、党員を迎えることができなかったことも直視し、いっせい地方選挙にむけて、「政策と計画」の充実、支部指導部の確立に力をいれること、3日の党創立88周年記念講演の視聴・読了、討議・学習を一気にすすめ、党勢拡大で8月、出足早いスタートをきることにしています。 |