「しんぶん赤旗」2009/2/27
青年キャラバン長崎入り
岩崎絵里香さん訴え

 衆院九州・沖縄ブロックでの比例2議席獲得に向け、青年弁士が日本共産党の風を大いに吹かせようと、「九州沖縄青年キャラバン」で各県を回っています。
 長崎入りした「青年キャラバン」(23日)では、中野太陽諫早市議、中西敦信長崎市議らが訴えました。青年弁士としてマイクを握った岩崎絵里香さん(25)の訴えと感想を紹介します。


 
わたしは六人きょうだいの長女です。母や今は亡き父も一生懸命働いてきましたが、わたしは妹弟の進学のために中学校卒業後すぐに働き、家計を支えてきました。

 しかし、世界一高いといわれる日本の学費を払っていくのはとても大変です。妹たちも苦労して進学しましたが、高校から受けている奨学金は大学を卒業する時には五百万円という大きな額になります。卒業後、多額の負債を抱えたまま、社会人としてのスタートを切らなければなりません。

 ヨーロッパでは高校や大学の学費が無料です。日本も同じことができるはずです。戦車や銃、アメリカへの思いやり予算ではなく、わたしたちがお金の心配をせずに、「学びたい。社会の役に立ちたい」という夢のためにお金を使ってほしいと考えています。

 わたしは派遣でも働きました。雇用は三か月更新。上司からは「三か月先はあなたがここにいる保証はないから」と言われました。派遣で働いている友人たちも同じような不安を抱えています。

 日本共産党が伸びて、大企業中心の政治が変われば、わたしたちはもっと夢や展望をもって暮らしていくことができるはずです。日本共産党を大きくするために力を貸してください。

マイク握った感想

 わたしは共産党に出会うまでは毎日がいっぱいいっぱいで、大変さの原因が何であるのか考える余裕もなく、ただ生きるためだけに生きている、という感じでした。

 けれどもそれは、自分や家族のせいではなくて、政治の、しかも意図的なものであることが今ではわかります。

 自分自身の経験を単なる経験で終わらせるのではなく、わたしと同じような思いをしている若い方たちに、少しでもこのことを発信していきたい!と思っています。自分なりにではありますが青年キャラバンでそれができてとても嬉しいです。