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全党の力あつめて
補助指導機関が力発揮
支部が選挙へ勢ぞろい
長崎県・中部地区
長崎県中部地区委員会は11月27日で、7中総決定を全支部で討議しました。「集い」開催もあと3支部です。
全支部が総選挙勝利に向けて勢ぞろいする上で大きな力になっているのが、市委員会の確立でした。
合併で3市22町から、いまは諫早、大村、雲仙、島原、南島原の5市に。1月に諫早と雲仙、9月に南島原で市委員会が発足し、従来からあった大村とあわせて4市で市委員会を確立しています。
支部訪問を通じて
市委員会発足の重要なきっかけの一つは1年前に地区委員長に選出された寺田敏之地区委員長の支部訪問でした。支部訪問は「地区委員長の責任だ」とこれまで35支部中、31支部の会議に出向いています。
合併前は17人だった地方議員は、6人に激減し、多くの支部で党活動は困難を極めました。同時に、寺田地区委員長は、支部訪問を通じて「自分たちの町で住民ら頼られる党、願いにこたえられる党になりたいという思いをみんなが持っていることが分かった」と言います。
支部訪問をしながら、補助指導機関をつくる以外にないし、頑張ればできると、地区委員会総会でのこの問題についての中央の方針を学習し、機関をあげてとり組んできました。
「地区までは遠くて無理だが、自分の町で活動するなら」と何人もが市委員を引き受けました。5市すべてが市議を増やすことを政治目標にして総選挙に挑んでいます。
8町が合併して5人いた議員が1人になった南島原市では、地区役員は桑原幸治市議(写真中央)だけです。「1人ではとても全体をみきれない」と悩んでいた桑原市議は地区委員会総会の提起も受け元町議の小林知誠さん(写真右)と協力して、繰り返し党員訪問。次々に支部会議を開き、支部代表者会議で市委員6人を選出しました。
旧加津佐町の町議だった市委員の福田圭子さんは「これで悩みも意見も言うところができたし、生活相談を受けても安心」と喜びました。
35ある支部に対して地区役員が17人で、以前は支部への連絡だけでも常任委員の負担は大変でした。いまは13人の地区役員を含む28人の市委員が活動しているため、専従者の負担は軽減され、困難な支部にも思い切って足を運べるようになりました。
会議を契機に変化
久しぶりに会議を開いた雲仙市の小浜・南串山支部では、市委員が一人ひとりと連絡をとり会議を開催。党創立記念講演のダイジェストビデオをみて、7中総の中心点を地区委員長が説明して討議しました。
「いい話を聞かせてもらった」、「娘夫婦にもみてもらい入党をすすめてみよう」などの発言がつづき、「支部会議に家を使っていいよ」とのことで、定期的に支部会議を開くことを確認しました。
翌日には、支部会議に出席した矢崎勝巳市副委員長と上田篤市委員長が40代の男性を党に迎えました。支部会議開催を契機にした確かな変化です。
11月5人の党員を迎え、「しんぶん赤旗」読者拡大でも、諫早市と大村市で市委員会としての目標を決め、支部長会議で意思統一して推進をはかるなど、前回総選挙時突破を正面に、前進・飛躍への努力が始まっています。 |