2006年1月15日(日)「しんぶん赤旗」
●フランス共産党パトリス・ボワール全国執行委員
代議員の発言を聞き、発達した資本主義のフランスと日本は共通する問題を抱えていることがわかった。フランスでも「勝ち組」「負け組」で人々を分断し、「失業しているのは自分が悪いからだ」と思わされている人が多い。これはイデオロギー攻撃の一つだ。これを克服するのは両党の共通の課題だ。
●ハンガリー労働者党マリナ・ピラエヴァ中央委員
発達した資本主義のなか、共産党が存在を発揮するのは、強力でないと難しいことだ。青年の運動、労働組合運動、党員・読者拡大など学ぶべきことが多い。ただただ勉強になった。私たちの党はまだ出発点にいるにすぎないが、JCP(日本共産党)は私たちよりずっと先に進んでいる。
●インド共産党(マルクス主義)T・K・ランガラジャン中央委員
(大会での報告や討論は)日本の人民のたたかいを理解するのに大変有益だ。私が党を代表して参加できたことをうれしく思う。グローバル化は途上国だけでなく、先進国の人々の活動にも影響を与えていることがよくわかった。
●インド共産党スダーカル・レディ全国評議会書記
とても感銘を受けた。代議員が集中して議論に参加している。憲法九条を守ることが、参加者の共通認識であることがわかった。九条を守ることは、日本の将来のカギであり、世界にとってもそうである。印象に残った話は、女性地方議員の息子の入党の話。その息子は母親が家族と過ごす時間も顧みず活動していた理由を知りたいと入党したという。母は、自己犠牲の上にも家族に思想を広げている。
●アメリカ共産党リベロ・デラ・ピアナ組織担当書記
日本の党の規律の高さがよくわかる。代議員の発言から、日本共産党の活動の幅広さが理解できる。二十五歳で市議選に出馬した経験や、JCPが深くかかわる九条の会が短期間で急速に会員を拡大していることなど、さまざまな分野での豊かなたたかいが語られ、大変感銘を受けた。組織担当の人間として、国民の間での人々の組織化といった経験は大変興味深い。
外国の政党代表も堀江発言に感動
外国政党代表の党大会の感想のなかで、長崎の堀江ひとみ市議の発言について触れた部分を紹介します。記事中の大文字で色づけしているところです。