「しんぶん赤旗」2024/11/19

「新婦人ピースフェスタ」開催

 新日本婦人の会長崎県本部は17日、「新婦人ピースフェスタ」を長崎市で開きました。県内各支部から90人が参加。新婦人中央本部の平野恵美子副会長・国際部長が、「平和でジェンダー平等の社会を新婦人でいっしょに」と題して講演をしました。

 冒頭、総選挙結果について言及した平野氏は、自公政権が過半数割れとなり、「国会の景色が変わった。民意を生かす新しい政治へ、本当にそうなるか私たちの力の見せ所」だと強調しました。

 戦争、核使用の脅し、気候危機など、世界が複合的な危機に直面する中、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことと、国連女性差別撤廃委員会の勧告という二つの希望があると指摘しました。

 平野氏は、ジュネーブの国連欧州本部で10月に開かれた同委員会の日本の条約の実施状況の審議に、沖縄県本部事務局長とともに参加しており、審議の様子を報告。沖縄の米兵犯罪隠ぺいの問題や選択的夫婦別姓の導入など60項目の厳しい勧告が同委員会から日本政府へ出されたことを紹介し、「今は市民社会が国際政治を動かす時代。平和もジェンダー平等も私たちが国際基準」だと訴えました。

 フェスタでは、5月に実施された次世代会員による国会行動の報告や各支部の小組の紹介などもありました。