「しんぶん赤旗」2024/2/16

県内の3大悪政を許さない集会

 長崎県内の3大悪政(石木ダム建設、国営諫早湾干拓事業、カジノ誘致)強行を許さないと10日、「いしきを学ぶ会」「『よみがえれ!有明海訴訟』を支援する長崎の会」「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」の3団体は佐世保市内で共同街頭宣伝をしました。

 長崎県と佐世保市が誘致を狙っていた「長崎カジノ計画」は昨年末、国が不認定を決め、「三大悪政の一角が崩れた」として、残る二つについても県政の転換を迫っていこうと昨年12月に続き取り組まれたものです。

 約70人が参加。会場の島瀬公園には各団体の横断幕などが掲げられ、買い物客などの注目を集めました。

 参加者が次々とマイクを握り「死の海になった有明海再生のために県は話し合いに応じるべきだ」などと訴えました。

日本共産党の小田徳顕市議と辻清人川棚町議が発言。小田市議は「ムダなダム建設による多額の建設費や維持費を将来世代に追わせていいわけがない」と批判。ダム建設予定地住民の炭谷猛川棚町議も訴えました。

 石木ダムに関する展示物に見入っていた男性(65)は「石木ダムはいらないと思う。一旦ゼロに立ち戻り、専門家を交え、県と地元住民が話し合いをする場を持つべきだ」と話しました。