「しんぶん赤旗」2024/9/2 | |
「日中友好ながさき美術展」開催 |
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「日中友好ながさき美術展」が30日から長崎市のコクラヤギャラリーで始まりました。日本中国友好協会長崎県連合会の主催で、結成69周年を記念したものです。(9月3日まで) 今年は写真、絵画、版画、陶芸、刺繍、絵はがき、組子細工を始め、中国帰国者2世の諸葛新華さんの書や中国を起源とする木や石などで印章を作成する篆刻(てんこく)など様々なジャンルから36人が出品。51点の作品が並びました。 佐世保市在住の諸葛新華さんの書は「春有百花秋有月」など2点。篆刻「春望」は、植田亘一副会長の作品です。 庄司秀子さんの「散華」は、深みのある藍色で染め上げたタペストリー。山下敏江さんはやわらかなベージュ色のグラデーションが美しい麻糸の織物の間仕切りです。 「派遣切り金髪カットの里帰り」や「共に逃げ生きし友逝き原爆忌」など、俳句の作品もありました。 長崎新華僑華人協会からお祝いのメッセージが寄せられ、植田さんは「一致するのは平和。お互い戦争はやめようとの思いを大切に交流しています」と語りました。 作品を鑑賞していた吉村ゆうさん(23)は「作品の幅広さと、芸術性・技術の高さに驚きました。日中の友好、ひいては世界の平和を望む思いが感じられました」と話しました。 |
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