「しんぶん赤旗」2024/11/19

「年金一揆」長崎集会を開催

 全日本年金者組合長崎県本部と新日本婦人の会長崎県本部の2団体は合同で、「若者も高齢者も安心できる年金制度を」「最低保障年金制度をつくれ!」と15日、長崎市内の繁華街・鉄橋(てつばし)で「「年金一揆」長崎集会を開きました。

 約50人が参加。「年金引き下げゆるせない」などと書かれたむしろ旗を掲げ、「誰もが安心できる年金制度への改善」を求める署名への協力も呼びかけました

 年金者組合の森敏彦委員長があいさつ。長崎支部の野口正雄副支部長は「国民年金を40年間かけた人が1カ月にもらえる年金額は6万8千円。生活保護より安い。この金額で暮らしていけると思いますか」と指摘。さらに「マクロ経済スライドで、物価が上がっても年金は上がらない。これを直ちにやめてほしい」と訴えました。

 山下優子・新婦人県本部事務局長は「女性には103万の壁だけでなく、多くの壁がある。男性と同じように大学を卒業しても生涯賃金が1億円も違う。あまりではないか」と憤りの声を上げました。

 日本共産党の中西敦信市議が参加し「最低保障年金制度の実現のために、皆さんと力を合わせ頑張っていきたい」と激励のあいさつをしました。

 署名をした女性(72)は「物価に年金がおいついてない。年金をあげてほしい。みんなギリギリですよね」と語りました。