「しんぶん赤旗」2024/10/9

秋の大祭「長崎くんち」

 江戸時代から続く長崎市諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」が7日から始まりました。(9日まで)。

 披露される奉納踊は、国指定重要無形民俗文化財。今年はおくんちの花形「龍踊」(五嶋町)も披露されます。

 五嶋町の「龍踊」は、「青龍」と「白龍」の二体の龍が月に見立てた金色の「宝珠」をめがけ乱舞します。龍が球を飲み込むと雨が降ると言われていて、雨乞いの儀式でもあります。

 二体の龍の迫力満点の舞に長崎駅前の広場に集まった観客は盛り上がり、「モッテコーイ」とアンコールを求めるかけ声が飛び交いました。一度は次の会場に行きかけた龍が舞い戻り繰り返し披露。観客からは拍手とともに「ヨイヤー」のかけ声がかかっていました。