「しんぶん赤旗」2024/1/28

長崎原水協が署名行動

 長崎原水協は26日、長崎市内の繁華街で日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める、署名・宣伝行動をしました。被爆者や若者、中国からの観光客らが署名し、1時間で143人分集まりました。

 参加した16人は「核兵器は禁止されました。日本政府は核兵器禁止条約に参加を」と書かれた横断幕を掲げ、協力を呼びかけました。

 「被爆者なので絶対反対です」と女性が署名。戦時中、熊本県天草市に疎開していたという女性(85)は原爆が落とされた時キノコ雲を見たといい、「おとなたちは『ピカドン』だと言っていた。原爆に遭った友人から当時の話をたくさん聞いたが、原爆ほど悲惨で残酷なものはない」と署名しました。

 鹿児島県から長崎に来たばかりという男性(23)は「今の世界の状況を見ていたら、やったらやり返すで、もし、核兵器が使われたら多くの人が死んでしまう。こういう活動は応援したい」とサインしました。

 男女2人連れの大学生(20)は「日本は唯一の被爆国なのに、なぜ条約に入らないのかと疑問に思う。日本が先頭に立つべきで、被爆者の思いにたてば当然のこと」と語りました。