「しんぶん赤旗」2024/10/4

長崎被災協「憲法9条の碑」 デザインを発表

 長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)は被爆80年に向けた「憲法9条の碑」を建立するプロジェクトで、碑のデザイン画を、このほど発表しました。

 デザインは、被爆の歴史を持つ長崎県立長崎工業高校に依頼し、選考会で選ばれた生徒の2作品を基にしています。 

 デザイン画は、九つの手のひらが地球を表した球を支えているオブジェで、台座の正面に憲法9条の条文と英訳が刻まれています。

 プロジェクトチーム責任者の長野靖男監事は「このプロジェクトを運動として取り組みたい。被爆者団体や平和団体だけでなく、幅広い団体への呼びかけを検討している」と語りました。

 長崎被災協の城臺(じょうだい)美彌子理事は「私たちがこれまで平和でこられたのは9条のおかげなんだと実感している。子どもたちに平和を残していきたい」と語りました。