長崎空港　戦闘機が初飛来
キーン・ソード２５　訓練強行に住民憤り

　２３日から１１月１日まで全国各地で行われる日米共同統合演習「キーン・ソード２５」で、今年４月に特定利用空港に指定された長崎空港(長崎県大村市)では２８日から３０日の３日間、自衛隊の戦闘機訓練が強行されました。同空港に戦闘機が着陸するのは今回が初めて。

　最終日の３０日、前日、前々日と同様に航空自衛隊築城基地（福岡県築上町など）からＦ２戦闘機４機が飛来しました。自衛隊基地が使えない場合を想定した、離着陸や燃料補給の訓練をした後、四国沖での訓練にごう音を立て飛び立ちました。

　訓練の監視活動をした大村平和委員会の東よね子さん（７５）は「海上空港とはいえ近くには民家もたくさんあり許せない」と憤ります。市民の知らない間に佐世保市の水陸機動団など日米一体の軍事強化が進められていると述べ、「事故や戦闘に巻き込まれる危険なことだと知らせなければ。子や孫の世代のためにもしっかり運動をつくりたい」と語りました。