「しんぶん赤旗」2024/12/14

長崎県原水協  被爆者見舞い

 長崎県原水協は13日、長崎市の恵の丘長崎原爆ホーム(純心聖母会)と長崎原爆病院を訪問し、全国から寄せられた被爆者への見舞金と「いわさきちひろカレンダー」を贈りました。

 恵の丘長崎原爆ホームでは、訪問した県原水協の大矢正人代表理事と佐藤澄人事務局長を多くの被爆者らが出迎えました。

ロビーには「ノーベル平和賞受賞おめでとうございます」と書かれたパネルが飾られ、大矢さんは、恵の丘長崎原爆ホームのみなさんから長崎被災協に、折り鶴が贈られたことに原水協としても感謝の言葉を述べました。

 オスロでの講演で日本被団協の田中煕巳さんの「人類が核兵器で自滅することがないように、核兵器も戦争もない世界の人問社会を求めていく」との言葉を聞いて、「私たちも今後も頑張っていきたいと思っています。みなさんもお元気で、来年もまた、お会いしましょう」と呼びかけました。

 大矢さんから金子郁美さん(5)に見舞金が手渡され、ちひろカレンダーを受け取った久松富士野さん(83)はちひろの絵をじっと見つめていました。

 ホームから、手作りのサンタのマスコットと、折り鶴が飾られたしおりがプレゼントされました。

 県原水協は後日、長崎被災協にも見舞金などを届ける予定です。