「しんぶん赤旗」2024/12/7

県革新懇が28回総会

 長崎県革新懇は第28回総会を5日、長崎市で開きました。被爆者で県革新懇代表世話人の田中安次郎さん(82)が講演しました。オンラインも含め約30人が参加しました。

 長崎原爆被災者協議会の評議員でもある田中さんは、日本被団協のノーベル平和賞受賞に言及。受賞の理由に、国際的な「核のタブー」という規範をつくったと被団協の活動をたたえているとのべ、「日本政府はこれを重く受け止め、核兵器禁止条約参加に踏み切るべき」だと強調しました。

 3歳の時被爆した田中さんは、原爆投下3日後の爆心地付近の焼き尽くされた写真を掲げ、「ここにはまだ千人ほどの骨が埋まっている」と説明。黒焦げの少年の写真も示し、1981年にマザーテレサが長崎を訪問し、この写真を食い入るように見ていたという話を紹介し、「世界の指導者はこの写真を見るべき。戦争の愚かさをよく表している」と語りました。

 核兵器禁止条約が採択されても、世界は核兵器の廃絶に向かっていない状況だと指摘。核兵器使用を正当だというロシア国民が去年より10%増え45%いるとの世論調査の結果を紹介し、「核兵器の恐ろしさをみなさんよく知らない。だからこそ、これからの社会に核兵器の恐ろしさを伝えていくのはここにいる我々ではないか」と訴えました。

 総会では、役員を選任し、新たに山下満昭さんを事務局長に選任しました。