「しんぶん赤旗」2024/1/10

県原水協が今年初の6・9行動

 原水爆禁止長崎県協議会は9日、長崎市の平和公園で今年初めての核兵器廃絶を求める「6・9行動」に取り組み、日本政府に核兵器禁止条約に署名・批准を求める署名への協力を呼びかけました。

 参加した12人は、原爆パネルを展示し、「憲法9条を生かした外交を」などの横断幕を掲げ訴えました。

 観光客や香港、マダガスカルなど海外から訪れた若者も署名しました。三重県からの男性(67)は「地元の『9条の会』に入っています。平和は大事なことですし、今の状況は危ういものがある。そういう中で活動されている方々に敬意を覚えます」と妻とともに署名しました。

 家族5人で兵庫県から訪れた女性は「中学生の子どもは広島には行ったが、長崎の実相にもふれてほしいと思って来ました」と語り、家族で署名し原爆パネルに見入っていました。

 県原水協の大矢正人代表理事は「今年は国内の運動とともに、若い人たちと北東アジアの平和について考え、希望を見つけていく年にしたい。中国や韓国からは観光客もたくさん来られている。そういう国の人たちと一緒に平和について考え、行動を共にしていきたい」と語りました。

 日本共産党から山下満昭県委員長と中西敦信市議が参加しました。