「しんぶん赤旗」2024/2/7

県革新懇が「革新懇を学ぶつどい」を開催

 長崎県革新懇は3日、全国革新懇の小田川義和事務室長を講師に「革新懇を学ぶつどい」を開きました。オンラインで県内12カ所、40人が視聴しました。

 小田川氏は革新懇の前史から結成までと、約年にわたる活動を詳しく解説しました。2013年の「オール沖縄」のたたかいや15年の「安保法制反対」のたたかいへと運動が発展し、市民連合が発足したことを強調。市民と野党の共闘が実現し、21年の総選挙は、初めて立憲民主党と日本共産党が政権合意を結んでたたかった歴史的な選挙だったと語りました。

 小田川氏は、自民党政治の行き詰まりの中で入管法、インボイス問題などの新しい市民運動が生まれてきていると指摘。「こういう運動と連携しながら要求を政治とつなげていくのが革新懇の役割」だと強調しました。

 講演後、参加者から「青年革新懇を長崎でも結成したいがアドバイスを」との質問があり、小田川氏は丁寧に答えました。

 佐世保会場で参加した女性は「長崎県では石木ダム、カジノ、諫干などそれぞれの団体が反対運動をやっているが、根っこは政治の問題。変えていくためにはそれぞれの要求運動が結集する『革新懇』が必要だと思った」との感想を寄せました。