独自記事2024/10/4

県革新懇が小林節氏を迎え講演会

 長崎県革新懇は9月22日、小林節・慶応大学名誉教授を長崎市に迎え「憲法が活(い)きる生活を取り戻すために―諦めずに政権交代を実現する方法」と題した講演会を開きました。小林氏は「自民党の憲法改悪論議を無視せず、その中身について批判し真実を広げていこう」と訴えました。

 会場いっぱいの約180人が参加。被爆者で代表世話人の田中安次郎さんがあいさつしました。小林氏は緊急時、総理大臣に全権を与える「緊急事態条項」について批判し、さらに「政治は我々に自由と平等と豊かさ、そして平和を保障しなければならないのに、小泉政権以来、憲法が保障するものをすべて奪い自分たちは裏金で儲かっている」と語りました。

小林氏は、野党共闘をすすめるためにも共産党に対する偏見を直視し、共産主義が「個人の自由」の開放を目指している姿を知ってもらう必要があると強調しました。

 講演後、参加者から沢山の質問が寄せられ、小林氏が丁寧に答えました。「今の情勢に怒りや無力感でいっぱいだったが、現状を学習し、伝える力を育むことが大切と痛感した」など参加者から感想が寄せられました。