「しんぶん赤旗」2024/1/23

核兵器禁止条約発行3年、長崎のつどい

 核兵器禁止条約発効3年となる22日、「核兵器禁止条約の会・長崎」は、長崎市の長崎被災協講堂で「3周年のつどい」を開きました。被爆者や被爆2世、核兵器廃絶の活動に取り組む若者など約120人が参加しました。

 核兵器禁止条約第2回締約国会議に代表として参加した同会共同代表の朝長万左男さん、県原水協の佐藤澄人事務局長、長崎民主商工会の尾崎庸美(つねみ)さんが現地での活動を報告しました。

 被爆2世の尾崎さんは、会議での「禁止条約は世界の国々が望む条約で後戻りはできない。条約は人道、人権、環境、ジェンダー全てに関わってくることが明確になっている」との発言を紹介。「日本政府に聞かせたい言葉ばかりだった。世界中の人が日本の条約参加を望んでいることがよくわかった」と話しました。

 被爆4世で大学2年の大澤新之介さんが、仲間とともに核廃絶をめざし、平和グッズの開発などを行っていることを紹介。「まだ出来立ての活動だが、みなさんと一緒に歩いていきたい」と語りました。

 共同代表の田中重光さんは「世界は混沌とし、核兵器がいつ使われるかもわからない厳しい中にある。しかし、条約は世界の人びとの希望の光。この条約を大きく育て、核廃絶に向け頑張っていこう」と呼びかけました。大学2年の柏朱華さんが「集会アピール」を読み上げました。 

 日本共産党の内田隆英衆院長崎1区候補と中西敦信市議が参加しました。