「しんぶん赤旗」2024/12/17

堀江ひとみ長崎県議が一般質問

 日本共産党の堀江ひとみ長崎県議は4日、県議会一般質問で、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める問題や特定利用空港の指定についてなど知事の見解をただしました。

 冒頭、日本被団協のノーベル平和賞受賞にふれ、「核兵器は廃絶しなければならない」との国際社会の明確なメッセージだと強調。日本政府が核兵器禁止条約への参加を拒否しているなかで、「被爆者には時間がない。被爆地長崎から日本政府に参加を求めてほしい」と訴えました。

 大石賢吾知事は、県議会での議論なども踏まえ我々も議論していきたいとの答弁を繰り返し、堀江議員は「国に参加を求めずに、核兵器廃絶をと知事が発言しても説得力はない」と批判しました。

 大村市の長崎空港と五島市の福江空港が「特定利用空港」に指定された問題について、大石知事は「有事の利用を対象とするものではない」と政府から説明を受けていると主張。

堀江議員は、平時から利用するが、有事には利用しないとは詭弁(きべん)だと指摘。「有事に発展した時には、有事法制によって空港を全面的に戦争動員し、切れ目なくアメリカの戦争支援のために空港を優先利用することが目指されている」とのべ、特定利用空港の指定撤回を国に求めよと迫りました。