「しんぶん赤旗」2024/8./4 | |
「平和を歌う合唱団『ひまわり』」など3団体がCD制作 |
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被爆者と市民とで結成された「平和を歌う合唱団『ひまわり』」と核兵器廃絶「高校生1万人署名活動実行委員会」はこの夏、3作目となる「長崎から平和の歌」プロジェクトのCDを制作しています。今年は「長崎居留地キッズコーラス」(小学生)も加わり、8月9日発売予定です。 プロジェクトは2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を契機に立ち上げられ、「世界のすべての戦争、紛争がなくなる日まで世代を超えて歌い続ける」とのメッセージが込められています。 CD収録曲のほとんどを作詞・作曲したプロジェクト代表で音楽家の寺井一通さんは「平和への思いを愚直に歌い続けていきたい」と語り、自身が手掛け「今まさに歌いたい歌」という、原爆や世界で続く戦争への怒りを込めた「ばあばの子守歌」や、♪人はどうして殺し合うのか 心の痛みはないのか…♪ と訴えかける「悲しみの涙はいらない」など計10曲を収録しています。 収録に参加した高校3年の田中沙和さんは「寺井さんが作詞された歌は平和への思いが伝わってきて、歌を通して平和というものを私も広げていきたいと感じた」といい、CD制作は2回目の参加で、同じく高校3年の本田李々さんは「どんな気持ちを持って歌ったらいいのかを考えるということが、今までのアプローチと違っていて新しい発見だった」と振り返りました。 「ひまわり」の団長で、被爆者の田崎禎子さん(83)は「若いみなさんと一緒で頑張り甲斐がある。1人でも多くの人の心に響いてほしいと思う」と語りました。 問い合わせは、寺井さん080(5214)4450まで。 |
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