「しんぶん赤旗」2024/10/26

県原水協が国連軍縮週間署名行動

 原水爆禁止長崎県協議会は国連軍縮週間にあたる26日、長崎市の繁華街で「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」に取り組みました。

 23人が参加。「日本被団協ノーベル平和賞受賞」と書かれた垂れ幕を掲げ、長崎原爆被災者協議会の溝浦勝副会長、田中安次郎評議員を先頭に、にぎわうアーケード街で協力を呼びかけました。1時間で124人が署名しました。

 溝浦さんは「ノーベル平和賞を受賞できたのは日本の核兵器廃絶を求める運動の積み重ねの結果です。みなさん、日本政府が早く核兵器禁止条約を批准し、核兵器をなくす運動の先頭に立つよう署名にご協力下さい」と訴えました。

 中学3年生(15)の二人連れは「この前、『被爆体験者』の話を学校で聞いて、あらためて核兵器をなくさないと思った」と述べ、同じく15歳の生徒は「核って意味のないもの。あったらよくないと思う。人を傷つけるだけのものならない方がいい」と語りました。

 親子連れの女性は、溝浦さんに「ノーベル賞良かったですね」と祝福し、溝浦さんが「日本政府が早く禁止条約を批准してほしい」と言うと「そうですよ。その通り。応援しています」と署名しました。

 行動終了後、田中さんは「ノーベル賞受賞のおかげか若者が熱心に署名してくれた。この意識の変化を大切にしていきたい」と話しました。