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「しんぶん赤旗」2024/11/12 |
「民主長崎県政をつくる会」が苫田ダムについて学習会 |
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「民主長崎県政をつくる会」は2日、武田英夫・日本共産党元岡山県議をリモートで講師に迎え、町を挙げての反対運動で構想発表から40年間着工させなかったものの、建設を強行(2004年完成)された苫田ダム(岡山県鏡野町=旧苫田郡奥津町)の現状について学びました。 2千億円の巨費を投じ、504世帯、2千人の暮らしを水の底に沈めた苫田ダムは、治水・利水を目的にした国直轄ダム。1957年の建設構想発表以来、町民500戸全世帯が参加し「苫田ダム建設阻止期成同盟会」を結成。町ぐるみのたたかいだったことが紹介されました。 過大な水需要予測の下、造られたダムによって岡山県民、市民らが重い負担を背負わされ続けている事態を解説。岡山県は毎年、買い手がつかない10万トンの水6億円分を負担させられ、1滴も水を使っていないのに備前市は毎年、1千万円を負担させられている状況を告発しました。 広域水道行政が各地の自己水源を放棄させていることにも言及。能登半島地震で断水が長く続く1番大きな原因だと指摘しました。 長崎の石木ダム建設反対運動を続ける「石木川まもり隊」の松本美智恵さん始め、多くの参加者から質問があり、武田さんが丁寧に答えました。 |
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