核兵器廃絶へ6・9行動

　原水爆禁止長崎県協議会は9日、長崎市の平和公園で核兵器廃絶を求める「6・9行動」に取り組み、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名を呼びかけました。1時間で90人が署名しました。

　11人が参加し「日本被団協・ノーベル平和賞受賞」の垂れ幕を掲げアピール。原爆パネルも展示し、訪れた人に被爆の実相を説明しました。

　「ノーベル平和賞の授賞式がもうすぐですね」と会話が弾み、署名する市民や中国やタイ、オーストラリア、アメリカなど海外からの観光客もよびかけに応えました。オーストラリアから来た女性は「二度と核兵器は使ってはいけない」と語りました。
　行動に参加した筒井涼介さん（31）は「ノーベル平和賞受賞の発表があってから、国内外から注目をされていることを強く実感しました。受賞を一過性のもにせず、一刻も早い核兵器廃絶をめざして奮闘したい」と話しました。