「しんぶん赤旗」2024/11/10

長崎県原水協が6・9行動

 原水爆禁止長崎県協議会は9日、日本被団協のノーベル平和賞受賞後初の「6・9行動」を長崎市の平和公園で取り組み、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名を呼びかけました。15人が参加し、1時間で92人が署名しました。 

 公園には「日本被団協ノーベル平和賞受賞」の垂れ幕が掲げられ、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーが「翼をください」などを演奏。国内外からの観光客が大勢訪れ、展示された原爆パネルに見入っている姿もありました。

 被爆者の男性は「いまでも世界で戦争しているということ自体、人間のやることではない。もう嫌だ。一日も早く終わってほしい」と語り、佐世保市に暮らす男性は「核兵器廃絶を日本政府が率先してやらなければいけないのに。おかしか」と憤りました。 

 初めて長崎に来たという女性(54)は「日本人として原爆のことを知らないのはおかしい。少しでも力になれたら」と署名。群馬県から訪れた男性(62)は「戦争をしていいことは何もない。一人ひとりが平和な心を改めてここでかみしめて、地元に帰ったら自分の感じたままを周りの人に広めていきたい」と話しました。

 フィリピン、アメリカ、シンガポール、オーストラリアの各国から訪日中の人なども署名しました。