「しんぶん赤旗」2023/11/7

「ゆきとどいた教育をすすめる会」が署名行動

 長崎県の「ゆきとどいた教育をすすめる会」は5日、長崎市内で「すべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める」署名・宣伝行動をしました。長崎県高等学校教職員組合と新日本婦人の会長崎支部のメンバー15人が参加。1時間で61人が署名しました。

 署名は、県議会と国に提出するもので、給食の無償化や少人数学級の早期実現などを求めています。

 高校の教員がマイクを握り、「40人学級を30人、20人に減らせば、細かい指導ができる。そのためには予算が必要です。今、教員を取り巻く環境はとても厳しく、担任のいない学級など大変な状況が出ています。これを変えるためには国の予算が必要で、みなさんの声が必要です」と署名への協力を呼びかけました。

 署名した中学3年の女子生徒は「電気代を節約するためと言って、暑くても教室のエアコンをつけてくれない時がある」と訴え、3人の子どもを連れた20代の女性は「子どもの担任の先生が心の病で休職した後の代わりの先生がいない状態。先生が足りなくて切実な問題が起こっている」と署名しました。