「しんぶん赤旗」2023/10/21

衆院長崎4区補選 市民から声援も

 衆院長崎4区補選は大激戦・大接戦のまま22日に投票日を迎えます。日本共産党も自主的に支援する立憲民主党の前衆院議員、末次精一候補(60)=社民党推薦、国民民主党県連支援=は20日、佐世保市内各所で街頭演説をし、「生活に寄り添った政治に変えるため力を貸してほしい」と呼びかけました。

 選挙は末次候補と自民党新人=公明党推薦=との一騎打ちで、岸田首相をはじめ与野党の幹部が次々と来援する総力戦です。街頭で末次候補は「野党の代表として立候補している」と表明。岸田政権の物価高対策を批判したうえで「この選挙は生活者のたたかい。勝ち抜かせてほしい」と訴えました。宣伝カーには、沿道だけでなく庭先や民家の2階から次々市民の声援が送られていました。

 同市内の日本共産党事務所では、党員・後援会員らが電話でカジノ・IR中止や石木ダム強制収用反対に触れ野党共闘での勝利を訴えています。岸田首相本人の吹き替え音声の電話がかかっているとの情報や、「自民党に任せていれば政治は悪くなる一方だ」(商店主の男性)との意見が寄せられています。

 末次候補を応援する小田博美さん(37)は2児の親。コロナ禍で失業、求職活動中に保育園をやめるよう迫られ国の予算の使い方に疑問を感じました。「軍事費を増やすより子どもたちのために予算は使うべきだ」と子育て政策に期待を寄せました。