「しんぶん赤旗」2023/10/20

末次候補に期待 3人の声

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」の共同代表・篠崎正人さん

 長崎県と佐世保市が同市の「ハウステンボス」に誘致を狙うカジノを中核とした統合型リゾート施設(IR)には絶対に反対です。公営ギャンブルやパチンコとは意味が違う。365日開いていて、常習性を呼びやすく依存症も必ず発生します。

 自公政権は、地域の開発、賑わい、経済効果という時に、なぜ、カジノ誘致となるのか。それしか経済発展の方策を考えつかないからです。

 末次さんは、新たな知識も技術も生み出さないカジノに将来の展望はない。賭博性が高く治安の悪化も懸念され、成長戦略としてふさわしくないときっぱり反対。知識や技術を大切にする産業を育成しようとしているところが安心できるところです。

私は、社民党員ですが、野党の代表である末次さん勝利に向け、できる限りの人に声をかけています。争点は何かと訴え、棄権では解決にならない、投票に行こうと呼びかけています。参院徳島・高知補選とともに、長崎での末次さんの勝利で岸田政権を追い込みたい。

佐世保民主商工会会長 戸崎和久さん

 この10月から中小零細業者に新たな消費税負担を強制するインボイス制度が開始されています。地域では事業の後継者がいないところにさらに税負担が増え、廃業を考える人も少なくありません。

 地域の業者は元請けも下請けも同じ零細業者です。親の代から20年、30年と付き合いがある。そういう信頼関係を抜きにして、適格請求書の有り無し、政府の政策で取引中止の判断を迫られる。くやしくてたまりません。

 私の住む波佐見町は分業での陶器製造が左近です。家内工業が多くインボイスは大打撃、地域産業は成り立たなくなりかねません。

 末次候補はインボイス制度の廃止を公約しています。インボイスの廃止か推進か、選挙の一大争点です。生活や商売を守るため今の自民党政治を変えなければ。そこを考えて選挙に行ってほしい。


佐世保市平和委員会会長 弦巻信幸

 私の自宅から佐世保の軍港が一望できます。商戦や釣り人の姿がほとんどない異様な港です。

 佐世保の海は8割以上が米軍の制限水域。市街地間近に軍事施設があり、何か事があれば土地利用規制法による他国の報復攻撃を受けかねません。報道では、核攻撃の恐れがある場合、想定される目標は、沖縄、グアム、そして佐世保だという。大軍拡の危うさがまだまだ市民に知られていません。

 岸田首相や自民党候補は大軍拡に前のめり、防衛大臣は、自民党を応援することが自衛隊に報いることになるとまで発言しました。佐世保市民として看過できません。

 核兵器禁止条約について末次候補はオブザーバーだとしても参加すべきだと訴えており、大いに後押しをしたい。今度の選挙、絶対負けられません