「しんぶん赤旗」2023/10/17

衆院長崎4区補選▽末次精一候補に期待

 自民党候補(公明党推薦)と、日本共産党長崎県委員会も自主的に支援する、立憲民主党公認の末次精一候補(60)との一騎打ちとなっている衆院長崎4区補選(22日投票)は大激戦となっています。末次候補への期待の声を紹介します。

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石木川まもり隊代表 松本美智恵さん(71)

 私たち「石木川まもり隊」は、長崎県と佐世保市が川棚町に建設を強行する石木ダム事業をやめさせ、建設予定地の川原(こうばる)地区の自然を守ろうと活動する佐世保の市民団体です。連日、地元住民とともに抗議の座り込みをしています。

 末次さんは、県議時代から石木ダム問題に心を寄せてくれていました。佐世保市が水不足に備えるためにダムが必要だと主張するのに対し、当時、代替案として海水を淡水化して飲料水をつくり出す技術について調べられていました。

 今年5月には、国会で石木ダムについて取り上げ、国や県の強引な工事の進め方を批判し、追及していました。

 自民党新人の金子容三氏は3代続く世襲政治家で、父親の原二郎氏は知事時代、事業認定申請を強行し、強制収用へ道をひらいた人です。末次さんの勝利に向けて、私たちもできる限り応援していきたい。再び国会に戻って、石木ダムの問題がいい方向に向かうよう頑張ってほしい。

 第一声での様子を報道で見ましたが、末次さんは「生活者の視点で暮らしが大事」と言われていた。私たち市民の暮らしを良くするのは金子氏ではなく、暮らしのことを第一に考えている末次さんです。