「しんぶん赤旗」2023/12/23

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名行動

 「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は20日、長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に誘致を進める、カジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の国への区域認定申請の取り下げを求める署名を長崎市の繁華街で呼びかけました。

 7人が参加。「カジノ大反対」「がんばってください」などの声がかかりました。

 国は今年4月、大阪府・市の「整備計画」を認定しましたが、長崎県については継続審査としています。同ネットは、年間来場者673万人という途方もない予想を立てている県の計画に「失敗したときに誰が責任を取るのか。国への申請を取り下げ、今すぐカジノから撤退を」と訴えています。

 96歳の男性は、かつての職場でギャンブル依存症になった同僚が何人も職場を去っていったといい、「カジノはよくない。がんばってください」と署名しました。

 「自民党のパーティー券問題なんか見ていたらゾッとする。長崎県にカジノなんか来たら大変です」と憤る女性(81)は友人とともに署名しました。

 高校3年生の男子生徒2人は「ギャンブルはよくない。依存症になったら人生が壊れることがある」などと口々に述べ、署名をした後に同ネットのビラを配布し、署名への協力を共に呼びかけました。