「しんぶん赤旗」2023/5/19

島原市政と共産党

 長崎県島原市議選(定数19)が21日告示(28日投票)されます。20〜21人が立候補する見通しです。日本共産党は、いちくら澄子候補(63)=新=が党議席の空白克服に挑みます。

 4年前、共産党の議席が空白となった市議会では、市民から出された請願「消費税・インボイス中止」「少人数学級・教職員定数改善」など9件が、賛成少数ですべて不採択に。政府に核兵器禁止条約への参加を求める請願も同様に3度不採択となりました。

 さらに、県内13市の中で一番高い国保税は2年連続値上げ。反対する市議はいませんでした。一方、市長・市議の期末手当は昨年12月議会で引き上げられました。

 いちくら候補は、241億円の市予算を暮らし応援に回して▽18歳までこども医療費窓口払いゼロ▽小中学校の給食費ゼロ▽18歳まで国保税ゼロ―の子育て応援三つのゼロの実現を訴えています。

さらに市政アンケートで要望が多かった、市のコミュニティバス「たしろ号」の増便、国保・介護保険の負担軽減、中学生の制服をスカート・スラックスどちらでも選べる選択制に―などを公約に掲げています。

 「教え子を戦場に送らない」。その思いを胸に小学校教諭を38年勤めた、いちくら候補。岸田政権の大軍拡に反対し、「現在、女性市議がゼロの市議会で、女性の声が届く市政へ」と奮闘しています。