「しんぶん赤旗」2023/5/13

長崎で入管法改悪案に抗議するスタンディング

 衆院で可決(9日)された入管法改悪案に抗議するスタンディングが11日、長崎市の繁華街そばの「鉄橋」で行われました。主催は「入管法改定案反対アクションfromナガサキ」で、SNSなどでつながった14人が参加。「入管法改定案廃案一択」「難民の人権守ろう」などのプラカードを掲げアピールしました。

 参加者が次々とマイクを握り訴え。大学2年生のイルカちゃん(19)は、名古屋入管で死亡したウィシュマ・サンダマリさんの施設内での動画を見て涙が止まらなかったといい「これが日本で起きているとか信じがたい。こんなことが許されるなんて、国会が暴走を始めている」と憤りの声を上げました。

 諫早市から参加した元教師の女性(51)は「一番気になるのは難民の子どもたち。親の母国が人権侵害のはびこる国であってもそこに帰れというのか」と訴えました。

 ジェンダー問題などの社会問題に取り組む団体「Voice Up Japan」の長崎外国語大学支部のメンバー5人も参加。父親が外国籍の学生は「この法案が通ったらと思うと不安でいっぱい」だと語りました。

 同団体事務局の筒井涼介さん(29)は「大村市にも入管施設がある。一緒に考えてほしい」と呼びかけました。

日本共産党の中西敦信市議が参加しました。