「しんぶん赤旗」2023/6/6

長崎市で入管法改定案反対スタンディング

 参院法務委員会で自民党が入管法改悪案の採決を狙うなか、同法改悪に反対するスタンディングが4日、長崎市の繁華街そばの「鉄橋」で行われ、若者や家族連れなど約20人が参加しました。

主催は「入管法改定案反対アクションfromナガサキ」で5月に続き2回目。「難民の送還ではなく保護を」「閉じ込めるのも助けるのも私たち」などのプラカードを掲げアピールしました。

大学2年の、いるかちゃん(19)は「私たちが選んだ政治家が人権を無視した法律を強行しようとしている。今、頑張らないといけない時」と述べ、元保育士の内田知也さん(31)は「保育園には親が外国人の子どももいた。入管法が改悪されれば、親と子が引き裂かれる可能性がある」と訴えました。

訴えに耳を傾けていた女性(29)は「私の夫はドイツ人で、ドイツで難民と接することがあった。ドイツは難民認定率が高いが、日本はとても低いと聞いて保守的で冷たいと感じる」と話しました。

60代の女性は「難民の状況はもっといいと思っていた。話を聞いて涙が出た。何かできることはないですか」といい、ビラを持ち帰りました。

集会後、参加者は繁華街をパレード。夫と息子と参加した門田玲奈さん(30)は「家族でいつも政治について話し合っています。みんなに関心を持ってほしい」と語りました。