「しんぶん赤旗」2023/10/17

年金一揆長崎開催

 全日本年金者組合長崎県本部と新日本婦人の会長崎県本部は合同で、年金支給日の13日、長崎市内の繁華街・鉄橋(てつばし)で「年金一揆」長崎集会を開きました。42人が参加し、「物価高騰に見合う年金の引き上げを」などと書かれたむしろ旗を掲げ、アピール。「長崎集会宣言」を採択しました。

 年金者組合の森敏彦委員長が「軍事費は9千億円増え、社会保障はわずかな伸びに留まっている。国民の生活守れ、軍事費増大許すなで団結して頑張っていこう」と訴えました。

 新婦人の山下優子事務局長は、高齢女性の低年金問題や、非正規で働く若い女性の低賃金が年金に影響すると告発。「これまで給料や年金が低いことを自己責任と思い込まされてきた。まともな暮らしを保障することは政治の責任だ」と力を込めました。

 会場では「年金引き上げと安定した雇用の実現」を求める署名への協力も呼びかけました。障害者年金をもらっている女性(52)は「年金が削られ、月1回のお刺身がごちそうになってしまった」と不満を語りました。