「しんぶん赤旗」2023/6/10

第48回長崎市写真団体合同展開催

 第48回長崎市写真団体合同展が6日より、同市の長崎県美術館で開催されています(11日まで)。毎年6月1日の「写真の日」を記念して、市内の写真クラブが合同で開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大で2年間中止となったため、今回3年ぶりの開催となりました。

 8団体126点の力作が並び、その内、「日本リアリズム写真集団長崎支部」の作品は、禁教の時代の潜伏キリシタンたちの歴史が刻まれたレンガ造りの旧野首教会を写した、「『廃村の島』より―五島・野崎島―」。また、半世紀にわたり石木ダム建設反対を訴え続ける地元住民らの抗議の座り込みの様子を捉えた「ダムの底には沈まない!」など。

 「写団ながさき」には、今年、4年ぶりに開催される長崎伝統の秋祭り、「長崎くんち」のけいこ始めとなる「小屋入り」の写真も。来場した女性(64)は「その人なりの表現があっていいなと思う。地元の様子を捉えた写真はすぐにわかるので、楽しく見ています」と語りました。