「しんぶん赤旗」2023/4/22

議員報酬増、住民怒り 長崎市議選

17人はみ出しのまれに見る多数激戦の長崎市議選(定数40)で日本共産党の現有3議席を絶対に確保するため、中西あつのぶ候補=現=の支持を広げようと江平坂本支部の清水秀記支部長(72)は連日、対話・支持拡大に奮闘しています。

 共産党を除く「オール与党」の市議会では国保税が2年連続値上げされるなど市民への負担が増える一方、今年2月議会では市長や議員の報酬引き上げが共産党以外の賛成多数で決まりました。

 清水さんが「国保税の引き下げを求め、議員報酬引き上げに反対したのは共産党だけです」と話すと、対話した相手は「そうなんですか」とびっくり。「共産党の3人、この地域では中西さんをぜひ議会に送り出したい。家族にも広げてほしい」と言うと「わかりました」と支持を約束しました。

 清水さんは、「高齢の方や女性で生活が切実な方など、議員報酬の話をよく聞いてくれる。ぜひ党候補の支持を広げていきたい」と話しています。

 同支部では対話・支持拡大を頑張っていた支部員が病気で以前のように対話できなくなるなど困難を抱えながらも、他の支部員が持てる力を発揮して、それをカバーしようと奮闘を続けています。