「しんぶん赤旗」2023/12/12

「Nagasaki For Palestine」がシットインデモ

 長崎市に暮らす青年有志で結成した「Nagasaki For Palestine」のメンバーは8日夜、「パレスチナの解放」と、日本政府に対し、ガザと西岸地区への恒久的な攻撃停止をイスラエルに要求することを求め、長崎駅前で抗議のシットイン(座り込み)デモを行いました。

青年たちは、それぞれが作製した「大虐殺を止めろ」「パレスチナに自由を」などのプラカードを掲げ、クリスマスイルミネーションが施された広場で静かに訴えました。

 SNSでつながり参加した労働者の女性(31)は「本当に微力ですが、ゼロではなく1でも2でも何かしたいと思って」と話しました。

 「じっとしていられない」と参加したスウェーデンからの留学生(25)は「少し前までガザの人たちの声が私たちに届いていたが、最近は聞こえなくなった。自分がガザの人々の代わりに声を出せれば」と語りました。

 21歳の女性は「私たちは普通に暮らしているけど、ガザでは多くの人が死亡している。関心を持ってほしいし、知らせたい。黙っていては、平和を守れない」と述べました。

 同会は、10日にも市内で、犠牲者に思いを馳せて、「赤い涙」を描く街頭アクションを行いました。